今回は先輩デザイナーの堀口氏に聞いてきましたー!
なんと! 愛知県の尾張旭市から岐阜県恵那市まで、車で通勤しているそうです・・・!
早起きもしんどそうですが、運転もかなり大変なのでは・・・?
(町野は仮免運転中に縁石に乗り上げたくらい運転が下手です・・・orz)
さて、岐阜県恵那市にある岩村町はカステラが有名なことを知っていますか?
南蛮文化のひとつであるカステラが、岐阜の田舎で栄えてるのは、ちょっと不思議な感じがしますよね。
どういった経緯かといいますと、岩村藩の御殿医(今でいうお医者さん)が医学を学ぶために長崎に行って、カステラの製法を持ち帰ってきたそうです♪
今回ご紹介するのは、その当時の製法・技術を今も守り続けて作っているカステラのパッケージなんですよ~!
かめや菓子舗様の贈答用やお土産用のカステラのパッケージを
堀口さんがつくったそうです。
窓の部分にズームイン・・・!
お、おいしそう・・・ズームインを早くも後悔する町野です^p^
かめや菓子舗様のロゴにも使われている亀甲。
それをモチーフにしたデザインになっているそうです。
種類別のシールやカステラの中身が見えるように、窓の大きさを調節して、商品を積んだ場合の強度を考えた寸法にしたそうですよ~!
たしかに潰れちゃったら台無しですもんね。強度まで計算して作るなんてすごい・・・!
(なんとなく堀口さんは理系っぽい雰囲気がありますぞ・・・)
さらに岩村で作られるカステラが、どのように作られているのかが分かるように、パッケージの側面に店主さんのメッセージを入れたそうです。
カステラの素材になる卵をイメージした黄色と、暖簾やロゴに使われている藍色でデザインして、店舗イメージと統一性を持たせました。とのこと。
Q.
堀口さん、お菓子のパッケージ制作で心がけてることはあるかい?
A.
お菓子には多くの種類があり、ターゲット層や目的が異なっています。
・商品の特徴と商品に込められた思い。
・それぞれの商品コンセプトに沿っていること。
・店頭などに並べられるシーンを考えることが大切だと思います。
その中で、なんの商品かをわかりやすく伝える必要があると思います。
実物の写真で見せたり、商品の特徴をとらえたコピーを入れたり、あるいは商品のバックボーンを文章で載せたり。
その中で商品ごとの限られたスペースでどうみせていくかが大切だと思います。
とのことですぞー!
お菓子と一口に言っても、自分用とか、贈る用とか、子供向けや年配の方向け、いろいろありますもんね。
実際に店舗に並べた時の光景を思い浮かべるのも大事なんですね・・・!
またひとつ勉強になりました。回答ありがとうですよ~!
★ここでかめや菓子舗様の情報をば。
住所:岐阜県恵那市岩村町291番地
岩村駅から徒歩10分。岩村城下の町並みが広がる素敵な場所にありますぞ。
営業時間:9時~18時(カフェは17時まで。ラストオーダー16時30分)
定休日:月曜日(臨時営業・休業有り)
お電話:0573-43-2208
ホームページ⇒http://www.iwamura-kameya.com/index.html
☆店舗に併設されたカフェ「カステラcaféカメヤ」で焼きたてのカステラをいただくこともできます。
リーズナブルな価格で甘味を食べられる穴場スポットなんですよ~!
*堀口さんのコメント*
どこかなつかしい感じがする素朴なカステラがおいしい。
町屋を改装したカフェも落ち着ける雰囲気。
実際に行って食べてみてください。
*堀口さんのひとこと日記*
映画館で映画をみたい(・ω・)
*デザレポとは*
事務所に入ったばかりの駆け出し新人ライター、町野が先輩デザイナーにインタビューするコーナー。
食べることが大好きで運動は苦手なぐうたらひよっこが、コーヒー片手にゆるゆるっと綴ってます。